相沢康夫さんの本(復刊切望『おもちゃの王様』)
相沢康夫さんの本(復刊切望『おもちゃの王様』)_a0121669_01284024.gif2008年12月5日に開業したキュリアスは、今年の12月5日に9周年を迎えます。
無事10周年を迎えることができた暁に是非東京にお呼びすることができたら...と夢見ていた相沢康夫さん。その相沢さんの19年ぶりの個展の東京展を主催することが今年の春に内定し、その喜びと責任の大きさに押しつぶされそうになりながらもあっという間に半年が過ぎ、開催まであと2週間余りとなってしまいました。
昨年の4月に上石神井3丁目から1丁目に移転し、店舗から事務所に業態を変えたため、お客様に直接商品を販売できる機会は通信販売とイベントなどに限られていますが、開業当初からアトリエニキティキのおもちゃを扱ってきたため、相沢康夫さんの著書『おもちゃの王様』(2003年11月21日初版発行・品切れ重版未定)は読み返す度に強い共感を覚えると共に出版元に重版を強く希望する一冊です。
相沢康夫さんは1989年から27年間勤められた静岡の老舗玩具店・百町森を昨年の6月に退職されましたが、百町森さんのホームページで「相沢康夫」のキーワードで検索すると、数え切れないほどの記事が出てきます。相沢さんが百町森に勤められていた時間の積み重ねと濃密なお仕事の数々の一部をその中から感じ取ることができるわけですが、その中に「web版 『おもちゃの王様』」というコンテンツ(検索しないと表からはアクセスできない、旧ホームページ時代のアーカイヴ)があります。




百町森のホームページを長きに渡って制作してこられた佐々木隆行さん(2005年版2017年版のスタッフ紹介を敢えて両方ご紹介しておきます)のご尽力の賜物ですが、ホームページの度重なるリニューアルに伴い、「web版 『おもちゃの王様』」の目次が無くなってしまっているようなので、相沢さんの作品と佐々木さんのお仕事をより多くの方に知っていただくために、勝手に目次をここに作成してみることにしました。
出版されてから14年の時を経てもなお販売されているロングセラーのおもちゃたちは、これから先もロングセラーであり続けるであろう商品もあれば、私たちが伝えてゆかなければいずれ廃盤になってしまうかもしれない隠れた名品もたくさんあります。この本に掲載されているおもちゃの素晴らしさを一つ一つ噛みしめる度に、小売店を続ける難しさを身をもって感じているだけに、頑張って製品を作り続けているメーカーさんや作家やデザイナーのみなさん、頑張って玩具屋を続けている同業者の方々に、ただただ敬服するばかりなのです。

第1回目(001):ソフトベビー
第2回目(002):モビールねこ
第3回目(003):キュービックス
第4回目(004):ガイスター
第5回目(005):スピールフォーム
第6回目(006):小さな大工さん
第7回目(007):カラームカデ
第8回目(008):蜜ろう粘土
第9回目(009):ジルケぐま
第10回目(010):ラキュー
第11回目(011):シグナ
第12回目(012):すすめコブタくん
第13回目(013):カットベジタブル
第14回目(014):やじろべえ
第15回目(015):キンダーメモリー
第16回目(016):ヴィボ
第17回目(017):シロフォン付き玉の塔
第18回目(018):くまのしゃぼん玉
第19回目(019):ジルケ人形
第20回目(020):リグノ
第21回目(021):メルヘン クァルテット
第22回目(022):クーゲル リフト
第23回目(023):折り紙の本
第24回目(024):プラステン
第25回目(025):虹色のへび
第26回目(026):くねくね人形
第27回目(027):ドリオ
第28回目(028):ハコ入りビーズ
第29回目(029):ノアの方舟
第30回目(030):動かないで
第31回目(031):おはなしめいろ
第32回目(032):百町森 木のままごと
第33回目(033):アニマルキューブ
第34回目(034):ゆらゆらツリーゲーム
第35回目(035):Dハンマートーイ
第36回目(036):ネフスピール
第37回目(037):お医者さんセット
第38回目(038):ハリガリ
第39回目(039):ジュバ
第40回目(040):ブラウンベア
第41回目(041):木馬ペーター
第42回目(042):プッシュホン
第43回目(043):工作指人形
第44回目(044):キーナーモザイク(小)
第45回目(045):カーリングゲーム
第46回目(046):タマゴ(横)
第47回目(047):ひも通しポニー
第48回目(048):TKままごとセット
第49回目(049):メリーゴーランド(小)
第50回目(050):アンカー積み木
第51回目(051):バウスピール
第53回目(053):デュアロック(Dualock)
第54回目(054):四寸十四回秘密箱
第55回目(055):コリントゲーム
第56回目(056):組み立てクーゲルバーン
第57回目(057):メタルフォンG10
第58回目(058):緑帽リリアン編み
第59回目(059):スコットランドヤード
第60回目(060):白木流し台<ボード付>
第61回目(061):デュシマ寄木
第62回目(062):光の万華鏡ペンタキス
第63回目(063):織り機イネス
第64回目(064):バックギャモン
第65回目(065):フレーベル積木(小)
第66回目(066):セーター人形(ヒロン)
第67回目(067):16の魚
第68回目(068):ビタリーの鳥たち(09/10/31)

※店主が個人的に集めていた「おもちゃの王様」の古書を、amazonに出品しています。
紹介されている玩具の価格は出版当時のものと随分変わっていますが、現在でも販売されているものも多く、ロングセラーのロングセラーたる証を時が証明してくれています。
在庫限りですので、ご興味のある方はこちらよりお問い合わせいただければ、銀行振込でのご対応もさせていただきます。

by curious-design | 2017-11-18 05:05 | products
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キュリアスからのおしらせ
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